西講中の歴史
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江戸時代後期
大久保町住吉神社秋季例大祭で宮入りする布団太鼓を製作
初代の布団太鼓(撮影は昭和20年代)
初代布団太鼓に使用していた水引幕(撮影:平成14年)
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明治2年(1869年)
岩屋神社の祭礼時に大久保町の布団太鼓が明石城内に入る。(明石市史より)
だんじり城内に入る
明治二年九月十三日岩屋神社の祭礼が行われた。屋台の太鼓二十台が城内の武家屋敷町へ入り、城内の濠端から追手町へ引廻した。その太鼓は、渡海組・茶船組・漁船組・松陰新田・大久保町・和坂・水谷・菅野・林・高浜・松江・大蔵谷・山田・西垂水・東垂水・西樽屋町・中之圧・中町・材木町から出した。 見物人は群集し大変な賑わいであった。城主や隠居した前城主は城の櫓から見物した。
(明石市史より引用) -
明治14年頃
東講中が布団太鼓を製作
以後、東西2台の太鼓が宮入りすることに伴い、宮入順序を西が先と決める。
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昭和29年(1954年)
水引幕等を新調
昭和29年に新調した水引幕
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昭和31年(1956年)
水引幕を総刺繍のものへ変更(淡路 梶内だんじり)
現在の布団太鼓はこの時代のものをもとに復元されています。
総刺繡の水引幕に変更後の布団太鼓
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平成12年(2000年)
布団太鼓を一部を除き新調(姫路 河野屋台製作所)
老朽化に伴い、布団太鼓を姫路の河野屋台製作所において新調。
同時に水引幕、高欄掛、昼提灯を京都の京美刺繍工芸で復元新調。新調直後の秋祭りの様子
製作中の水引幕
入魂式の様子
布団太鼓入魂式 YouTube動画
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平成13年(2001年)
昭和40年代中頃より途絶えていた春祭りを再開
平成13年と平成14年の春祭りは旧だんじりを用いて実施
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平成14年(2002年)
本太鼓等を新調
石川県の浅野太鼓製の本太鼓を購入。同時に布団屋根と布団締めを新調。
東西合同入魂式の様子
東西合同入魂式 YouTube動画
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平成15年(2003年)
春祭りのだんじりを新調(姫路 河野屋台製作所)
春祭り再開に伴い、だんじりを姫路の河野屋台製作所において新調。
だんじりの水引幕については、秋祭りの布団太鼓の水引幕を参考に京都の京美刺繍工芸において製作。入魂式の様子
だんじり製作中の様子
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平成18年(2006年)
ふるさと民俗芸能発表会に参加
2006年に兵庫県市川町で行われた「ふるさと民俗芸能発表会」に参加し、獅子舞とだんじり囃子を披露。
ふるさと民俗芸能発表会の様子
ふるさと民俗芸能発表会 YouTube動画
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令和元年(2019年)
あかし伝統夢まつりに参加
明石市制100年及び明石城築城400年記念行事として行われた「あかし伝統夢まつり」で西講中の太鼓が明治2年以来150年ぶりに明石城内に入る。
あかし伝統夢まつりでの様子
あかし伝統夢まつり YouTube動画